INPEX(1605)の株価が投資家の間で大きな注目を集めています。2025年12月期の決算では、原油価格の下落を受け減収減益という厳しい結果となりましたが、一方で積極的な増配や株主還元姿勢が強く支持されています。政府が「黄金株」を保有する特殊な銘柄であり、その安定性と高い配当利回りは、長期保有を目指す投資家にとって大きな魅力です。本記事では、最新の業績データやSNSでのリアルな反応、そして洋上風力発電などの将来戦略を詳しく解説し、INPEX株の「本当の価値」を探ります。
INPEX(1605)株価が「お買い得」とされる3つの理由
多くの個人投資家がINPEX(1605)をポートフォリオに組み入れる最大の理由は、その圧倒的な株主還元姿勢にあります。資源価格の変動というリスクを抱えながらも、同社は安定的な配当を継続しており、配当利回りの高さが常に投資対象としての魅力を高めています。具体的には、業績に連動した配当だけでなく、株主還元への積極的なコミットメントが市場で高く評価されています。現在の株価水準において、PER(株価収益率)が低く抑えられている点も、「まだまだ割安である」と判断する投資家が多い根拠の一つです。
また、日本政府が筆頭株主であり、かつ重要な意思決定に対して拒否権を持つ「黄金株」を発行しているという特殊な背景も無視できません。これはエネルギー安全保障の観点から、企業としての安定性を担保するものであり、他の一般企業にはない安心感を投資家に与えています。SNS上では「国が守っている株だから、倒産のリスクが極めて低い」という声も多く、ディフェンシブな性格を持つ高配当株として、NISA口座などで長期保有するスタイルが定着しています。詳細な株価情報は「(株)INPEX【1605】:株価・株式情報 – Yahoo!ファイナンス」で確認できますが、指標面での割安さは際立っています。
さらに、株主優待制度の存在も、個人投資家の「ガチホ(長期保有)」を後押ししています。一定期間以上の保有で受け取れるQUOカードなどの優待は、配当金にプラスアルファの利益をもたらします。このように「高配当+優待+政府背景」という3拍子が揃っていることが、INPEXが「打ち出の小槌株」とまで呼ばれる理由です。投資家の間では「バフェットも欲しがるような状態」との声もあり、株価が一時的に下落したタイミングは絶好の押し目買いチャンスと捉える向きが強いのが現状です。
2025年12月期決算の減収減益をどう読み解くか?
INPEXが発表した2025年12月期の連結決算は、売上収益が前年同期比11.2%減の2兆113億円、当期利益が7.8%減の3,938億円という結果になりました。数字だけを見ればネガティブな印象を受けますが、この背景には世界的な原油価格の下落という外部要因が大きく影響しています。エネルギー開発企業にとって、油価や為替の動向は自社の努力だけではコントロールできない変数であり、投資家はこの減益をある程度「想定内」として受け止めています。実際、決算発表後の市場の反応は、数字上の減益よりも、同時に発表された株主還元策の維持や増配の姿勢を好感する動きが目立ちました。
2026年12月期についても、同社は油価安を前提とした慎重な業績予想を立てており、引き続き減収減益を見込んでいます。しかし、これは保守的な見積もりであるとの見方もあり、主要プロジェクトでの生産維持や探鉱活動の強化により、収益基盤の底上げを図る方針です。最新のニュースでは「INPEX【1605】|ニュース|株探(かぶたん)」などが報じている通り、利益水準が下がっても配当を維持・増額する「累進配当」に近い姿勢が投資家の信頼を繋ぎ止めています。
投資判断において重要なのは、短期的な利益の増減よりも、キャッシュフローの創出力です。INPEXは原油価格が一定水準以上であれば、安定して巨額のキャッシュを生み出す構造を持っています。このキャッシュを将来の成長投資(脱炭素など)と株主還元にどう配分するかが、今後の株価を左右する鍵となります。現在の原油価格動向には注視が必要ですが、中国経済の停滞懸念などによる下押し圧力がある一方で、供給側の地政学リスクが価格を下支えする構図が続いており、業績が極端に悪化するリスクは現時点では限定的と言えるでしょう。
SNS(X)で話題!「5000円で分割」を待つ投資家のリアルな心理
SNS、特にX(旧Twitter)では、INPEXに関する投稿が日々活発に行われています。ハッシュタグ「#INPEX」で検索すると、多くの個人投資家が自身のポートフォリオにおけるINPEXの役割を熱心に語っているのが分かります。特に目立つのは「増配への期待」と「将来的な株式分割」への熱望です。あるユーザーは「株価が5000円を超えたら株式分割。それをずっと待っている」と投稿しており、現在の2000円〜3000円台という株価を、まだ成長の通過点と捉えている層が一定数存在します。
SNSでの主な反応:
- 「配当利回りがこれだけ高いと、寝かせておくだけで資産が増える。まさに打ち出の小槌。」
- 「決算は予想通り。むしろ増配してくれたのが神対応すぎる。」
- 「原油安で売られているけど、ここは拾い場。政府銘柄の安心感は異常。」
- 「500株到達!優待ランクアップを狙いつつ、一生持ち続けるつもりです。」
一方で、慎重な意見も散見されます。「原油価格次第のボラティリティに耐えられるか」や「中国の景気減速が逆風になる」といった指摘です。しかし、こうした懸念があるからこそ、株価がPER的に割安な水準に放置されているとも言え、逆張りを得意とする投資家にとっては好都合な環境となっています。また、「INPEX≪1605≫株価予想 ツイッター投資家のリアルタイム売買:株ライン」のようなコミュニティサイトでも、売買感情はポジティブな意見が優勢であり、特に権利落ち後の買い戻し意欲が強いことが観察されます。SNSは投資家同士の連帯感を生んでおり、それが株価の下支え要因の一つになっている可能性も否定できません。
国内初の浮体式洋上風力発電とINPEXが進める脱炭素戦略
INPEXは現在、従来の化石燃料依存からの脱却を目指し、再生可能エネルギー分野への投資を加速させています。その象徴的なプロジェクトが、2026年1月5日に商用運転を開始した「五島洋上ウィンドファーム」です。これは国内初の浮体式洋上風力発電所であり、INPEXが参画する新しいエネルギービジネスの柱として期待されています。四方を海に囲まれた日本において、洋上風力はポテンシャルが非常に高く、この分野での成功は同社の市場評価を「石油株」から「総合エネルギー株」へと塗り替える可能性を秘めています。
このプロジェクトの意義については、「事業や業績の好材料に反応 『洋上プラント』関連株が上昇 | 日興フロッギー」でも触れられている通り、関連銘柄全体の底上げ要因となっています。INPEXは長年の海洋資源開発で培った高度な技術力を保有しており、それを洋上風力の土台建設やメンテナンスに転用できる強みがあります。これは他業界からの新規参入組に対する大きなアドバンテージです。脱炭素(カーボンニュートラル)の流れは、石油開発企業にとっては逆風に見えますが、INPEXにとっては技術転換による新たな収益源確保のチャンスでもあるのです。
さらに、水素やアンモニアといった次世代エネルギーへの投資も並行して進めています。これらは既存の天然ガス供給網を活用できる可能性があり、将来的なシナジー効果が期待されます。投資家の間では「今は配当を楽しみながら、数十年後のグリーンエネルギー企業への変貌を待つ」という超長期の視点で保有する動きも出ています。単なる資源高騰による利益獲得だけでなく、こうした持続可能な成長戦略が示されていることが、機関投資家からのESG投資の対象としても注目される要因となっています。
注意が必要なアナリストの目標株価と原油価格の変動リスク
ポジティブな要素が多いINPEXですが、投資にあたって注意すべきリスクも存在します。証券アナリストによる平均目標株価は3,192円とされていますが、現在の株価位置や今後の市場環境によっては、現在価格からマイナス19%程度の下落を予想する声も出ています。このギャップは、主に将来の原油価格に対する見通しの違いから生まれています。世界的な景気後退が現実味を帯びれば、エネルギー需要の減退から原油価格が一段安となる可能性があり、その場合、INPEXの業績もさらに圧迫されることになります。
また、為替レートの変動も無視できない要因です。円高が進めば、ドル建てで決済される原油売買において収益が目減りする「円高デメリット銘柄」としての側面が強調されます。「INPEX (1605) : アナリストの予想株価・プロ予想 – みんかぶ」などの分析ツールを確認すると、強気派と慎重派の間で意見が分かれていることが分かります。投資家は、単に「高配当だから」という理由だけで飛びつくのではなく、こうしたマクロ経済指標のリスクを十分に理解しておく必要があります。
最後に、プロジェクト特有の不確実性についても触れておくべきでしょう。大規模な資源開発や再生可能エネルギープロジェクトは、地政学リスクや技術的なトラブル、建設コストの高騰など、多くの不確定要素を抱えています。これらは突発的な株価下落要因になり得ます。ただし、INPEXの場合は財務基盤が盤石であり、政府のバックアップもあるため、致命的なダメージを受ける可能性は低いと考えられます。リスクを許容しつつ、配当という確定利益を積み上げながら長期的な成長を待つ姿勢が、INPEX投資における王道と言えるでしょう。今回の情報をどう活用するか、以下のまとめを参考にしてください。
- 配当利回りの高さを活かし、NISAなどを活用して長期保有でインカムゲインを狙う。
- 原油価格や為替のニュースを定期的にチェックし、下落局面での買い増しを検討する。
- 石油だけでなく洋上風力などの再生可能エネルギー分野の進捗を追い、将来性を評価する。
- アナリスト予想はあくまで一つの指標とし、自分なりの損切り・利益確定ラインを設定する。
- SNSの過度な楽観論には注意しつつ、投資家同士の情報交換で最新の売買感情を把握する。


