楽天証券で、イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業「SpaceX(スペースX)」の米国株式IPO(新規公開株)のブックビルディング(需要申告)申込が開始されました。2026年6月12日にNASDAQ上場が予定される大注目株ですが、公開価格135ドルは妥当なのでしょうか。本記事では、IPOの概要や購入手順に加え、専門家の見解やリスク、個人投資家が取るべき具体的な戦略を解説します。
楽天証券でスペースXのIPOに申し込む具体的な流れと基本情報
楽天証券は、日本国内の個人投資家が上場前の価格でSpaceX(ティッカー:SPCX)の株式を取得できる貴重な機会を提供しています。今回のIPO概要は以下の通りです。
- 上場予定日:2026年6月12日(金)
- 上場市場:NASDAQ
- 公開価格:135ドル
- 抽選申込期間:2026年6月5日(金)~6月12日(金)2:00
- 抽選結果発表:2026年6月12日(金)9:30頃
- 購入手数料:0円(※為替手数料も0銭ですが、上場後に円貨決済で売却する際は通常の為替手数料が発生します)
楽天証券での申込は日本円の資金で直接行えるため、事前に米ドルを準備する手間がかかりません。申込単位も「1株単位」から可能となっており、少額から参加できる点が大きなメリットです。詳細な取扱ルールや最新情報は、“スペースXが遂にNASDAQ上場!楽天証券なら上場初日から取引可能!| 楽天証券”にて確認できます。また、米国株式IPO特有の取引ルールや具体的な買い方のコツについては、こちらの“楽天証券でスペースXのIPO抽選に参加できる!米国IPO株の買い方をチェック!”も参考になります。今回の抽選に当選すれば、上場日の激しい値動きに巻き込まれることなく、公開価格である135ドルで確実に株式を保有できるため、多くの投資家から注目を集めています。
時価総額1.7兆ドル!スペースXの超巨額IPOに市場が熱狂する背景
SpaceXのIPOは、調達額が約750億ドル、想定時価総額が約1兆7765億ドルにのぼり、金融史上最大級の新規上場案件となります。これほどの巨額であるにもかかわらず、事前の需要調査では2500億ドルを超える申し込みがあり、そのうち個人投資家からの注文だけでも1000億ドルを突破したと報じられています。これほどまでに市場が熱狂する最大の理由は、同社が展開する衛星インターネットサービス「Starlink(スターリンク)」の圧倒的なシェアと、生成AI分野での成長期待です。イーロン・マスク氏が主導するAIスタートアップ「xAI」との連携や、宇宙データセンター構想など、同社の事業は単なるロケット打ち上げにとどまらない無限の可能性を秘めています。実際に、世界的なニュースメディアでもその熱狂ぶりが報じられており、詳細なライブアップデート情報は“SpaceX IPO: Price Officially Set At $135 As Retail Orders Top $100 Billion”や、こちらの解説“SpaceX blasts off with a record-breaking $75 billion IPO”でも確認できます。民間宇宙ビジネスの覇者としての地位を確立しつつある同社に対し、投資家は「次のAppleやTesla」となる未来を描いているのです。
公募価格の半分に下落も?プロの投資家が指摘する3つの懸念材料
市場が熱狂する一方で、プロの機関投資家やアナリストの間では、公開価格「135ドル」という強気な設定に対して極めて慎重な意見が相次いでいます。一部のプロの投資家は「上場初日には絶対に購入せず、しばらく様子を見る」と公言しています。その理由は大きく分けて3点あります。第一に、同社の財務状況です。直近の売上高は約210億ドルと急成長していますが、純損益は約50億ドルの赤字を計上しており、いまだに収益性の課題を残しています。第二に、約1.75兆ドルという評価額の高さです。現在の業績に対してこの評価は「あまりにも割高すぎる」と見られており、米大手調査会社Morningstarのアナリストは「長期的な適正株価は公募価格の半分程度まで下落する可能性がある」と厳しく警鐘を鳴らしています。こうしたリアルなプロの本音については、“スペースX IPO、プロ投資家4人の本音「初日は買わない」が多数派”などで詳しく紹介されています。第三に、上場直後特有のボラティリティの高さです。極端な割高感から、上場直後に乱高下を繰り返し、高値掴みした個人投資家が大きな損失を抱えるリスクが懸念されているため、冷静な分析が必要とされています。
即買いか様子見か?スペースX株で利益を狙うための2つの実践的戦略
大きな将来性と割高なリスクが同居するSpaceXのIPOですが、個人投資家はどのように立ち回るべきでしょうか。専門家の分析やコミュニティの反応を踏まえると、主に2つの戦略が考えられます。1つ目は「楽天証券の抽選申込に当選した場合のみ購入し、上場直後の高騰局面で一度利益確定する」という短期決戦ルートです。IPO専門家の中には、上場日の盛り上がりによって公開価格から30〜40%ほど上昇し、180ドル前後まで急騰する余地があると予測する声もあります。そのため、運よく抽選で当選した場合は、短期的な値幅を狙って初期に売り抜けるのが賢明とされています。2つ目の戦略は「抽選に外れた場合、上場初日は手を出さずに株価が適正水準に落ち着くまで静観する」という長期投資ルートです。米国IPO株の多くは、上場直後の熱狂が冷めると一度大きく売られ、その後じわじわと実態を反映した価格に落ち着く傾向があります。このあたりの攻略法については、“スペースXのIPO(新規上場)がSBI証券、楽天証券で申込開始!ただし上場後2~3日以内に売るか、長期保有するなら株価が落ち着いてから買うのがおすすめ!?”でも非常にロジカルに解説されています。焦って上場初日の高値で飛び付くのではなく、下落局面を待ってから仕込むことが、長期的な資産形成においてリスクを抑える秘訣です。
まとめ:スペースXのIPO情報を活用して賢く資産を増やすための5つのポイント
最後に、SpaceXのIPOに挑むにあたって読者の皆様が取るべきアクションをまとめます。
- 基本情報を確認する:公開価格は135ドル、楽天証券の抽選申込締切は2026年6月12日2:00です。
- まずは抽選に参加してみる:楽天証券なら手数料無料で1株から申込可能なため、運試しのつもりでまずはブックビルディングに参加するのがおすすめです。
- 当選したら短期売却を視野に入れる:上場初日のご祝儀相場で180ドル付近まで急騰する可能性があるため、当選分は早めの利確も選択肢に入れましょう。
- 落選しても初日の飛び付き買いは避ける:プロの多くが「初日は様子見」を推奨しており、割高な価格で高値掴みするリスクを避けることが重要です。
- 長期保有なら数ヶ月後の下落を待つ:財務状況や適正株価への回帰を待ち、株価が十分に調整されてから押し目買いを狙いましょう。
SpaceXは、宇宙開発の未来を切り拓く極めて魅力的な企業ですが、投資においては「期待感」と「実際の価格」を切り離して考える冷静さが不可欠です。この記事で紹介した戦略を参考に、ぜひリスク管理を徹底した投資判断を行ってください。


