仙台観光といえば必ず名前が挙がる「瑞鳳殿」。でも「ずいほうでん?ずいほうどの?」と読み方に迷ったり、「何の建物なの?」とよくわからないまま訪れる人も少なくありません。
この記事では、瑞鳳殿の読み方・歴史・見どころ・入場料・アクセス・所要時間・御朱印まで、観光に必要な情報をまとめて解説します。
瑞鳳殿とは?読み方と基本情報
瑞鳳殿は「ずいほうでん」と読みます。
仙台藩初代藩主・伊達政宗(だてまさむね)の霊廟(れいびょう)、つまりお墓(廟所)です。1637年(寛永14年)に政宗の遺命によって建立されました。
現在の建物は戦災で焼失した後、1979年に再建されたものですが、桃山文化の遺風を伝える豪華絢爛な廟建築として仙台を代表する観光スポットになっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 仙台藩祖伊達政宗公霊屋 瑞鳳殿 |
| 所在地 | 宮城県仙台市青葉区霊屋下23-2 |
| 建立 | 1637年(現在の建物は1979年再建) |
| 祀られている人物 | 伊達政宗(初代仙台藩主) |
| 拝観時間 | 9:00〜16:30(12月〜1月は16:00まで) |
| 休館日 | 年中無休(12月31日は一部施設休館) |
瑞鳳殿の歴史
瑞鳳殿の歴史は、伊達政宗が70歳で死去した1636年(寛永13年)にさかのぼります。
- 1637年: 2代藩主・忠宗が父・政宗の霊廟として「瑞鳳殿」を建立。桃山様式の豪華な廟建築で、翌年に国宝に指定される
- 1931年: 国宝に指定(旧国宝)
- 1945年: 仙台空襲で焼失。国宝の建物が失われる
- 1979年: 発掘調査と資料をもとに再建。現在の瑞鳳殿はこの再建建築
- 1985年: 宮城県の重要文化財に指定
焼失前の瑞鳳殿は国宝に指定された建物でした。現在の建物は再建ですが、当時の設計図や資料をもとに忠実に復元されており、桃山文化の絢爛たる美しさを今に伝えています。
瑞鳳殿の見どころ・境内ガイド
①瑞鳳殿(伊達政宗の霊廟)
境内のメインとなる建物。黒漆塗りの柱に極彩色の彫刻が施された豪華絢爛な桃山様式の廟建築です。正面の「涅槃門(ねはんもん)」をくぐって参拝します。
建物の周囲には殉死者(政宗の死に殉じた家臣たち)の供養塔も立っており、当時の武家社会の風習を伝えています。
②感仙殿・善応殿(2代・3代の霊廟)
瑞鳳殿の隣には、2代藩主・忠宗の霊廟「感仙殿(かんせんでん)」と3代藩主・綱宗の霊廟「善応殿(ぜんのうでん)」が並びます。瑞鳳殿と同様に戦災で焼失し、1985年に再建されました。
③資料館
境内にある資料館では、1974〜1981年に行われた発掘調査の出土品や、伊達家の歴史に関する資料を展示しています。政宗の遺骨や副葬品のレプリカも見られます。入場料に含まれます。
④妙雲界廟・御子様御廟
さらに奥には、伊達家関連の人物を祀った小規模な廟所が複数あります。静寂な森の中を歩くだけでも見ごたえがあります。
入場料・割引情報
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 一般(高校生以上) | 570円 |
| 高校生 | 410円 |
| 小・中学生 | 210円 |
| 障害者手帳をお持ちの方 | 半額 |
入場料には資料館の観覧料も含まれます。仙台城跡など近隣施設との共通券・割引セットはないため、それぞれ個別に入場料が必要です。
アクセス:仙台駅からの行き方
バス(るーぷる仙台)がおすすめ
観光客に最もおすすめなのが「るーぷる仙台」(仙台市観光バス)です。
- 乗り場: 仙台駅西口バスプール 15番
- 乗車時間: 約20分
- 下車バス停: 「瑞鳳殿前」
- 料金: 1乗車260円(1日乗車券630円が便利)
- 運行: 土日祝・春休み・GW・夏休みなど観光シーズンを中心に運行(季節運行)
路線バス(年中運行)
- 仙台駅西口 → 「大学病院前」下車 → 徒歩約10分
- 仙台市営バス各線を利用
タクシー
- 仙台駅から約10〜15分・料金の目安1,000〜1,500円程度
車・駐車場
- 瑞鳳殿正面入口付近に第一・第二駐車場あり
- 台数は限られるため、観光シーズンは満車になることも
- 料金: 1回500円程度(変動あり)
仙台城跡からの移動
仙台城跡(青葉城)と瑞鳳殿はどちらも仙台の定番観光スポットです。両方を回る場合、徒歩だと坂道を含め30〜40分程度かかります。るーぷる仙台で移動するのが便利です。
所要時間の目安
瑞鳳殿の見学にかかる時間の目安は以下のとおりです。
- 瑞鳳殿のみ(外観・参拝): 約20〜30分
- 資料館込み: 約40〜60分
- 感仙殿・善応殿・境内全体: 約60〜90分
仙台城跡とセットで半日観光が定番コースです。
御朱印情報
瑞鳳殿では御朱印をいただけます。
- 受付場所: 瑞鳳殿拝観受付窓口(入場料支払い場所)
- 料金: 300円程度
- 受付時間: 拝観時間内(9:00〜16:30)
- 御朱印帳の販売もあり(数種類)
御朱印帳は伊達家の家紋「竹に雀」があしらわれたデザインが人気です。
瑞鳳殿は神社?お寺?ご利益は?
瑞鳳殿は「霊廟(れいびょう)」と呼ばれるお墓の建物です。神社でも寺院でもなく、伊達政宗を神として祀っている廟所です。
ご利益については明確に定められてはいませんが、「戦国武将・伊達政宗にあやかりたい」という参拝者も多く、勝運・開運・リーダーシップ向上などを願う方が訪れています。
よくある質問(FAQ)
Q. 瑞鳳殿は国宝ですか?
A. 現在の建物は1979年の再建のため国宝ではありません。戦災で焼失する前の建物が国宝に指定されていました。現在は宮城県の重要文化財です。
Q. 瑞巌寺と瑞鳳殿の違いは何ですか?
A. 瑞巌寺(ずいがんじ)は松島にある禅宗の寺院で、伊達政宗が再興した国宝のお寺です。瑞鳳殿は仙台にある政宗の霊廟(お墓)で、全く別の施設です。どちらも伊達政宗ゆかりの名所ですが、場所も種別も異なります。
Q. 瑞鳳殿は焼失したのですか?
A. はい。1945年の仙台空襲で焼失しました。当時は国宝に指定されていた建物でした。現在の建物は1979年に発掘調査と資料をもとに再建されたものです。
Q. 仙台駅から歩いて行けますか?
A. 距離は約2.5kmですが、急な坂道が続くため徒歩はおすすめしません。るーぷる仙台や路線バスの利用が便利です。
Q. 階段はありますか?
A. あります。霊屋橋から入口まで石段が続きます。足腰が不安な方は注意が必要です。スロープはありません。
Q. 紅葉の見頃はいつですか?
A. 例年11月上旬〜中旬が見頃です。木々に囲まれた境内で紅葉と廟建築のコントラストが楽しめます。ライトアップイベントが開催されることもあります。
まとめ
- 瑞鳳殿(ずいほうでん)は伊達政宗の霊廟。仙台藩初代藩主が眠る廟所
- 1637年建立、1945年に焼失、1979年に再建。現在は宮城県重要文化財
- 見どころは瑞鳳殿本体・感仙殿・善応殿・資料館の4つ
- 入場料は大人570円、所要時間は資料館込みで60〜90分が目安
- 仙台駅からはるーぷる仙台(約20分)が最も便利
- 御朱印あり・伊達家家紋の御朱印帳も販売

