2026年の人事院勧告では、国家公務員の月例給が平均15,056円、率にして3.51%引き上げられる内容が示されました。ただし、ニュースで見る「平均15,056円」がそのまま毎月の手取り増になるわけではありません。
この記事では、人事院勧告2026で手取りを見るときに、月例給、ボーナス、手当、税金・社会保険料をどう分けて確認すればよいかを整理します。
額面は平均15,056円増、手取りはそこから控除後
人事院の給与勧告ポイント資料では、民間給与との較差15,056円(3.51%)を解消するために俸給などを改定すると説明されています。内訳は俸給11,179円、広域異動手当2,376円、俸給改定による諸手当への反映分1,501円です。
手取りを考えるときは、この額面増から所得税、住民税、厚生年金、健康保険、介護保険などの負担増を差し引きます。独身か扶養家族ありか、地域手当がある勤務地か、残業代が多いかでも変わります。
ボーナスは年間4.70月分へ
特別給は4.65月分から4.70月分へ0.05月分引き上げられます。増加分は期末手当と勤勉手当に0.025月分ずつ配分されます。月給だけでなく、年間収入ではボーナス増も効くため、年収ベースでは月例給以上に差が出る人もいます。
手取りが思ったほど増えないケース
注意したいのは、俸給表の増額と手当の見直しが同時に進む点です。扶養手当、地域手当、広域異動手当、住居手当の有無で総支給額は変わります。特に世帯構成や勤務地が変わる人は「俸給表の増額」だけで判断しない方が安全です。
確認する順番
- 自分の俸給表、級、号俸を確認する
- 地域手当や広域異動手当の対象か確認する
- ボーナス月数の変更を年収に反映する
- 税金・社会保険料を差し引いて手取りを見る
全体像は人事院勧告2026の親記事で整理しています。


