税金・年金・給付・医療費の制度は、同じ2026年の話でも「申告期限」「支払日」「制度の適用開始日」が別々です。ニュースで給付案や税制改正が報じられても、全国一律の日程が確定していない場合もあります。
このページでは、国税庁、財務省、厚生労働省、日本年金機構の一次資料で確認できる日付を、2026年の年間カレンダーとして整理します。自治体ごとに異なる住民税、独自給付、予防接種助成などは、全国共通の日程と混ぜずに確認してください。
最終確認日:2026年9月16日
2026年の税金・給付・年金カレンダー
| 時期 | 制度・手続き | 確認すること | 対象の目安 | 公式情報 |
|---|---|---|---|---|
| 1月から | 還付申告の受付 | 給与所得者の医療費控除など、還付申告は通常の確定申告期間前でも提出できます | 還付を受ける人 | 国税庁 |
| 2月16日~3月16日 | 2025年分の所得税確定申告 | 申告と納付の期限は2026年3月16日。振替納税は4月23日 | 確定申告が必要な人 | 国税庁 |
| 4月分から | 2026年度の年金額改定 | 国民年金は前年度比1.9%、厚生年金の報酬比例部分は2.0%引き上げ | 公的年金受給者 | 日本年金機構 |
| 6月4日から | 年金額改定通知書の送付 | 改定後の年金額と振込額を確認 | 公的年金受給者 | 日本年金機構 |
| 6月15日 | 改定後年金の初回支払い | 2026年4月分からの改定額が反映されます | 公的年金受給者 | 日本年金機構 |
| 6月ごろ | 個人住民税の通知・第1期 | 給与天引きか普通徴収かで納付方法が異なります。通知書で所得・控除・税額を確認 | 住民税が課税される人 | 居住自治体の案内 |
| 7月31日 | 所得税の予定納税 第1期 | 税務署から予定納税の通知を受けた人が対象 | 予定納税対象者 | 国税庁 |
| 8月診療分から | 高額療養費制度の見直し | 月額上限の改定と年間上限の新設。所得区分や年齢で金額が異なります | 健康保険加入者 | 厚生労働省 |
| 10月以降 | 2027年分の扶養親族等申告書 | 公的年金受給者向け書類。住民税の控除申告もあわせて確認 | 対象となる年金受給者 | 日本年金機構 |
| 11月~12月 | 2026年分の年末調整 | 基礎控除、扶養、保険料控除、住宅ローン控除の申告書類を勤務先へ提出 | 給与所得者 | 国税庁 |
| 11月30日 | 所得税の予定納税 第2期 | 通知額と納付方法を確認 | 予定納税対象者 | 国税庁 |
| 12月31日まで | 2026年分の寄附金控除の対象期間 | ふるさと納税を含む寄附は「その年中に支出した額」が基準。決済完了日を確認 | 寄附金控除を使う人 | 国税庁 |
重要日程1:確定申告は3月16日、振替納税は4月23日
2025年分の所得税・復興特別所得税の申告と納付は、2026年3月16日が期限です。振替納税を利用する場合は4月23日に口座振替されます。申告期限と引落日が同じではない点に注意してください。
医療費控除、住宅ローン控除の初年度、寄附金控除、副業所得など、必要な手続きは人によって異なります。還付申告は通常の申告期間より前から提出できます。ふるさと納税のワンストップ特例を申請済みでも、確定申告をする場合は特例が無効になるため、寄附分を申告に含めます。
重要日程2:年金改定は4月分から、実際の支払いは6月15日
2026年度は、国民年金の基礎年金が前年度比1.9%、厚生年金の報酬比例部分が2.0%引き上げられました。改定は4月分からですが、原則として4月・5月分が6月15日に支払われます。4月の銀行口座にすぐ増額分が入るわけではありません。
年金額改定通知書は6月4日から順次送付されます。通知書では年額だけでなく、介護保険料や税などが差し引かれた実際の振込額も確認してください。
重要日程3:高額療養費は8月診療分から見直し
2026年8月診療分から、高額療養費制度の月額上限が見直され、新たに年間上限が設けられました。具体的な限度額は年齢と所得区分で異なります。長期療養者向けの多数回該当や、低所得者への配慮もあるため、一律に負担が同じ割合で増えるわけではありません。
医療費が高くなる見込みの人は、加入する健康保険の案内と厚生労働省の最新表を確認してください。対象となる診療月、所得区分、世帯合算の可否で結果が変わります。
2026年税制改正で確認したい点
2026年度税制改正では、物価上昇に連動して基礎控除などを引き上げる仕組みが設けられ、所得税の課税最低限を178万円まで特例的に先取りして引き上げる内容が示されています。基礎控除や給与所得控除は所得金額や適用年によって異なるため、「誰でも178万円まで税金がかからない」と単純化しないことが重要です。
給与所得者は年末調整、個人事業主などは確定申告で反映時期を確認します。詳しい控除額は国税庁の令和8年度税制改正Q&Aと、勤務先から配られる書類を確認してください。
全国共通の日程に入れないもの
自治体独自の給付金・助成
住民税非課税世帯向け給付、子育て世帯向け給付、予防接種助成などは、対象・申請期限・支給日が自治体ごとに異なる場合があります。全国制度と同じ日程だと思い込まず、自治体の公式サイトや広報を確認してください。関連する確認ポイントは2026年の低所得者向け給付金ガイドでも整理しています。
検討中の給付付き税額控除
給付付き税額控除は制度設計が検討されている段階の情報があり、全国一律の申請開始日や支給日は確定情報と分ける必要があります。日付が公式に決まる前に「○月支給」と断定しないでください。
月ごとの確認リスト
- 1~3月:源泉徴収票、医療費通知、寄附証明書を集め、確定申告の要否を確認する。
- 4~6月:年金額改定通知書、住民税決定通知書を確認する。
- 7~9月:予定納税通知、高額療養費の新上限、自治体の保険料通知を確認する。
- 10~12月:年末調整書類、扶養申告、保険料控除証明書、ふるさと納税の決済完了を確認する。
住民税通知の見方は住民税決定通知書の確認ガイド、年末調整の変更点は2026年分の年末調整ガイド、ふるさと納税の手続きはふるさと納税初心者ガイドも参照してください。
立場別に、どの予定を確認するか
会社員・パート
会社員やパートは、春の住民税決定通知と秋から冬の年末調整が中心です。副業所得、医療費控除、住宅ローン控除の初年度などがあれば、勤務先の年末調整だけでは完結せず、確定申告が必要になることがあります。給与収入の基準が変わっても、所得税、住民税、社会保険の扶養判定は同じ基準ではありません。手取りへの影響はそれぞれ分けて確認します。
個人事業主・フリーランス
確定申告と納付に加え、対象者は7月と11月の予定納税があります。前年より所得が大幅に減る見込みの場合は、予定納税額の減額申請が可能なことがあります。単に納付を遅らせるのではなく、国税庁が定める期限と条件を確認してください。消費税の課税事業者は、所得税とは別に申告・納付日程を管理する必要があります。
年金受給者
6月の年金額改定通知書と、10月以降に届く扶養親族等申告書が重要です。年金額が上がっても、税や介護保険料などの控除額が変われば振込額の増減は一致しません。通知書は「年金額」「控除後振込額」「適用月」を分けて確認します。
医療費が高くなる見込みの人
2026年8月診療分からの高額療養費見直しを確認します。限度額適用認定証の扱い、マイナ保険証による限度額情報、世帯合算、多数回該当は加入する保険者によって確認先が異なります。治療開始日ではなく、どの診療月の費用かも重要です。
年間を通して保管したい書類
- 源泉徴収票、給与明細、年金の源泉徴収票
- 医療費通知、医療機関・薬局の領収書、交通費の記録
- 生命保険料、地震保険料、国民年金保険料などの控除証明書
- ふるさと納税を含む寄附金受領証明書
- 住宅ローン年末残高証明書や住宅関係の申告書類
- 住民税決定通知書、年金額改定通知書、自治体から届く給付案内
書類が届いた時点で、紙または電子データを年別フォルダにまとめておくと、年末調整や確定申告で不足に気づきやすくなります。給付や還付を装う不審なメールもあるため、メッセージ内のリンクからではなく、行政機関や自治体の公式サイトを自分で開いて確認してください。
このカレンダーの更新方針
全国共通の日付は、国税庁、財務省、厚生労働省、日本年金機構の公開資料で確認します。自治体ごとに異なる日程は全国カレンダーに固定日として載せず、確認先だけを示します。給付案や税制改正については、報道や検討資料だけの段階では「検討中」とし、法令成立、予算成立、公式の申請案内が確認できた後に確定欄へ移します。
制度変更があった場合は過去の日付を消して書き換えるのではなく、最終確認日と変更点を追記します。引用する場合は、制度名、対象年、日付、最終確認日を併記し、個別手続きではリンク先の一次資料も確認してください。
なお、期限が土日・祝日に当たる場合の翌日扱いや、災害などによる期限延長が告示されることもあります。前年の日付を流用せず、その年の公式な納期限表と居住自治体から届いた通知を優先してください。
よくある質問
2026年の給付金は全国一律で同じ日に支給されますか?
制度によります。国の制度でも実施主体が自治体の場合があり、申請期限や支給日は地域で異なります。制度名だけで判断せず、自治体の公式案内を確認してください。
年金額は4月の振込から変わりますか?
原則として2026年4月分から改定されますが、4月・5月分を反映した支払いは6月15日です。
ふるさと納税は12月31日に申し込めば間に合いますか?
控除はその年中に支出した寄附が対象です。申込日ではなく決済完了日として扱われることがあるため、年末ぎりぎりを避け、利用先と自治体の案内を確認してください。
このカレンダーだけで自分の税額や給付対象が分かりますか?
分かりません。所得、年齢、世帯、加入制度、自治体などで条件が変わります。このページは日程確認の入口として使い、個別条件は公式窓口や専門家へ確認してください。
主な参照情報
本記事は公的機関の公開情報を整理した一般的な案内です。税務・社会保険・医療上の個別助言ではありません。制度改正や自治体運用で内容が変わることがあるため、手続き前に必ず公式情報を確認してください。


